Playgroundとは、公園やグラウンドのような『遊び場』です。
Playgroundファイルと呼ばれるファイルを作成し、その中で自由にSwift言語のプログラムを書いて動かしてみることが出来ます。
本格的にプログラミングする前に試してみるための機能で、プログラムを書くとすぐに右側に結果が表示されたり、プログラムの進行を戻したり進めたりして確認することができるのが特長です。
Swiftによるプログラミングに慣れるまで、この遊び場で思いっきり遊んでみましょう!
Xcodeを起動します。
Xcodeをインストールしてない方は、まずインストールして下さい!→ Xcodeのインストールと起動
メニューからFile > New > Playground…を選択します。
または、ウェルカムスクリーンが表示されているなら、その『Get started with a playground』をクリックしても良いです。
ファイル名を決め、Nextをクリックして次の画面に進みます。
ファイル名は『MyPlayground1』など数字をつけるだけでも構いません。
保存場所を選んでCreateをクリックすると、Playgroundが作成されてウィンドウが開きます。
保存場所はどこでも構いません。デスクトップでもOKです。
作成されたPlaygroundには、次のようなプログラムが入力されています。
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// Playground - noun: a place where people can play import UIKit var str = "Hello, playground" |
例として簡単なプログラムが入っているだけなので、全部消したり、好きに変更してしまって構いません。
そして右側には、”Hello, playground”と表示されています。このように右側に表示されるのは、プログラムのそれぞれの行を実行した結果です。
これでPlaygroundファイルが出来ました。次にプログラムの変更を試してみましょう!
5行目から下のプログラムを書き換えてみましょう。
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// Playground - noun: a place where people can play import UIKit for i in 1...10 { i * i } |
すると右側に(10 times)と表示されます。これは、この部分が10回実行されますよ、という意味です。
そして、(10 times)の右にマウスを持って行き、一番右の ○ をクリックすると、グラフが表示されます。
forというのは繰り返しを行うためのプログラムの書き方で、ここでは『 i * i 』というプログラムを10回繰り返すように書きました。その計算結果をグラフにして表示してくれています。forや計算についての書き方は、次節以降に詳しく見ていきましょう。
さあ、Playgroundで遊ぶ準備が出来ました。色々なプログラムを入力して、Swiftでのプログラミングを試してみましょう!